娘の悩み
幼稚園は楽しいか?嫌な事はないか?
娘に悩み事は無いか?と聞いてみた。
『ハギーワギーが
うまく描けない……』
『それは何か問題なの?』
『お絵かきバトルで勝てない……』
『バトル………』
『練習すれば?』
『そうする!』
『見ないでね!』
『描いてるとこ、見ないでね!』
『………………。』
―――――――数分後――――――――
『出来たけど下手だから………』
『見ないで!』
『はぁ………うまくならない………』
結局、恥ずかしがって見せてくれなかったが
まぁそのうち見せてくれるだろう。
大人にとっては下らない悩みでも、本人にとっては死活問題。悩み事に頭を抱える年頃になったのかと母は嬉しく思う。
言うなよ!いや、言えよ!
以前、薬剤師の居てる薬局へ、
ちょっとデリケートな薬を買いに行ったのですが……
やたら店内が混んでいて、薬剤師さんまでたどり着けない。
仕方ないので、近くの店員さんに聞いてみた。
『すいやせん。』(モジモジ)
『薬剤師さんいらっしゃいますか?』
『はい。』
『どういった ご用件で?』
『薬剤師さんに聞きたいのですが…』
『代わりに お伺い致します』
『………………。』(モジモジ)
『……あの、実は…………』(モジモジ)
『お、おしりにですね……』
『はいはいはい。』
『出来物………ってゆーか……』
『おできってゆーかぁーー』
『痔というかぁーーーーー』
『なるほど!』
『どの薬かわかりますか?』
『わからないので 薬剤師を呼びますね』
『…………………。』(ほらな!)
『すいませーーーーん!』
『いぼ痔ですーーー!!』
『……………💦』(おいおい!)💦
(声がデケーよ!)💦
(混んでるのにっ!)💦
『はい。どういった ご用件で?』
『………………。』
(おい!さっきの奴!)
(用件も伝えろよ!)
(公開処刑かよ!)
えんそくのお土産
マシンガンの様にしゃべるが
遠足に行って、お土産を持ち帰った。
袋いっぱいのドングリ。
まぁ、かわいいわな。
「ドングリに顔を描いてみようか?」
『やりたい!やりたい!』
「油性マジックだから気を付けてね」
あーだ!こーだ!言いながら
一生懸命にドングリに命を吹き込む娘。
まぁ、かわいいわな。
『できたー!』
うむ。子供らしい可愛い作品。
よし!ママも作るぞ!
『出来た!』
想定内の仕上がり。
『わぁーー。かわいいーー』
『かわいいの、もっと作ってーーー』
「うむ。また今度ね」
コロン ➰
『だれーー!』
『これ作ったのだれー!』
『捨ててー!捨ててー!』
『怖いから、捨ててよー!』
めっちゃ怒られた
「ぶーしゅーしゃー」
「ぶーしゅーしゃー!」
「ん?息子よ!どした?」
『マジでかー!』
『そっちかーーー!!』
油性や!ゆーとろーーが!!!
タトゥーに憧れる少年が、自分で入れた刺青みたいやん💦
邪眼がどーこう言うタイプのやつやん!
この汚れが落ちる頃には、また新たに描いてくれる…………子供あるある………。
とりあえず手は洗ったが、やっぱり落ちない。
まぁいいや。
その頃、動画に夢中になってるに
今日の遠足は楽しかった?と聞いたら
『べつに……。』
とだけ返事された。