ザ・座薬
新米ママ6年生のピーマスです。
長女は6歳、長男は2歳です。
長女は2歳になるまで、風邪もひかず元気に過ごしていました。なので、熱も出たことが無く……初めての発熱の時には、ピーマスパニックを起こしました!
しかもド年末で医療機関は休み!高熱と嘔吐を繰り返す娘を抱き締めながら年始を迎えました。
今思えば急性腸炎だったと思いますが、当時は何もわからずオロオロしてしまいました。
しかし、そこは娘の持ち前のガッツで乗り切る事が出来ました。
まだ、まともにしゃべれない娘……
吐きそうになっても、お布団を汚さないように………と、気遣って飲み込む娘。
『いいよ!汚していいから!』
『タオルもあるから!大丈夫だよ』
娘は、気丈に 大丈夫 の身振り手振り……
しかし、マーライオンのように嘔吐しては申し訳ないと謝るばかり。そんな娘に対して無力な自分を責めたもんです。
そして、月日は流れて……
人並みに風邪もひき、熱も経験したものの
『座薬』を使った経験はないままでした。
そもそも、
座薬を使うタイミングって?
- 38.5℃以上でぐったりしている。
- 38.0℃でもぐったりしているなら使用してもよい。
- 38.5℃以上でも元気があれば様子をみてもよい。
(但し、熱は上がりきってから使用するようにする。)
この、曖昧さ!新米ママには、呪文のように聞こえます。しかし、馴れてしまえば『なるほどな!』って感じです。
要は、高熱であっても元気があれば安静に。
熱が出て、ぐったりしていれば次の一手を考える。という感じでしょうか。
高熱でも元気に過ごす我が娘にも、いよいよ座薬を使う時が来ました。
『あかん!ぐったりしてる』💦
『どーしよ!どーしよ!』💦
『せや!座薬や!』
『え!?座薬って
どうやって使うの??』
事前に勉強してない訳ではないが……
いざ!となると…………ワカラナイ💦怖い💦
しかし、ビビっている時じゃない!
我が子のピンチだ!自分を奮い立たせて!
ぃざぁぁぁああ!!!
挿入!
(プリッと出てくる座薬ちゃん)
失敗💦
ダメだ!ビビっている!
押しが弱い…………
ギュッと押せ!自分!
再度、挿入!
そりゃそうですよ!
そのまま、ブチ込まれて痛いに決まってる。
それ以来トラウマとなり座薬を拒否る娘。
本当にごめん。
そして、更に月日は流れて………
ジャガイモ誕生。
『男の子は風邪ひきやすいよ~』
の言葉通りに育った息子。
その時はやってきた!
しかし母だってバカじゃない!
反省はしたし、少しは学んだ!
娘よ!見ていろ!
これが母の実力だ!
そして覚悟しろ息子よ!
いざ!
ザ・座薬ですよ!
『娘よ!今から弟に座薬をする。』
『それ、めっちゃイタイやつ。』
『ノンノン!あれは母の不手際!』
『今度は痛くない!多分、痛くない』
『そんなに痛くないはずだ!』
『えーー!めっちゃ痛かったよー』
『では、最初に………』
『我が家には気の効いた物は
何もないので、油を用意します』
『…………………。』(スンッ)
『油を座薬とおしりに塗ります。』
『そして、ためらわずに一気です。』
『かわいそう…………』
『躊躇すると余計に負担がかかる』
『なので、一気にいくよ!』
『セイ!!』
『………………。』(スンッ)
『え?』
『ん?』
あまりに無反応過ぎて、不安になる母と娘。
オムツ交換した時程度の反応で、逆に焦る。
しかしながら、なんとか無事に成功。
そして、その後も座薬を何度か経験し
今では、自信に満ち溢れ………
と、まではいかないが
親子共に成長の日々であります。
そして今夜も冷えますが………
38.5℃ の熱を出しながら
『ママ~
ぶーしゅーしゃー
ココーー?』
(ママ、消防車 どこー?)
と走り回る息子に座薬は不要な様子です。